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エキスパートネットワーク=NewsPicks Expertという世界を作っていきたい(ミーミル取締役 守屋俊史)

こんにちは、ブランディングチームの筒井です!

ユーザベースグループで働くメンバーを紹介する社員紹介インタビュー、第32弾はミーミル取締役/共同創業者の守屋俊史です。

プロフィール:守屋 俊史(もりや としふみ)
大卒後、情熱を注げるチャレンジをし続ける人生を送ろうと決意。ロンドンで音楽レーベル/アーティスト支援の立ち上げに翻弄する中で「才能のある人の活躍機会を広げたい」「事業を生み出せる人になりたい」「多様な人生/働き方の選択肢を広げたい」そんな想いを胸に帰国し、インテリジェンスで顧問事業の立ち上げや、フリーランス支援ベンチャーの立ち上げを経験。

2017年に知のプラットフォームを構築すべくミーミルを共同創業し、ユーザベースグループにジョイン。エキスパート獲得機能や営業組織など必要な機能の0→1の立ち上げを順次行い、2021/1現在はHR機能の構築とNewsPicks Expertの立ち上げを中心に、その他全社タスクなどに関与。

趣味は筋トレ&赤身のお肉、自転車、猫、海外旅行(アジアの秘島巡りなど)、直近の願望は、海の近くに引っ越してサーフィン&渋いおじさん目指したいな〜と思ってます(願望)。

――なぜミーミルを創業し、UB(ユーザベース)グループに入ろうと思ったんですか?

創業するまでの話をすると、もともと新卒のときに就活していないんですよ。当時は尖っていて、周りが就活している頃、「いい会社に入る」みたいな画一的な日本の働き方なんて、くだらない。もっと自分の幸せや人生を考えて選択すべきだと思っていました。

それで卒業後にロンドンで音楽レーベルの立ち上げの仕事を2年くらいやっていたんです。でも結果的に事業を立ち上げられなくて……。事業をつくれる人になりたいと思い、最初に就職したのが、人材ビジネスを展開しているインテリジェンス(現パーソルキャリア)でした。

雇用を前提としない働き方をつくっていこうと、2011年頃に定年退職したシニアのエグゼクティブ層に登録していただき、中小企業の経営支援をする顧問サービス事業の立ち上げをやりました。

その後、ホワイトカラー出身の若手フリーランスが増え始めていたので、フリーランス×ホワイトカラーの市場をつくるベンチャーの立ち上げにも参画して。とにかく「一生勤め上げる」以外の新しい働き方の領域を、世の中にどんどん生み出していきたいと考えていたんですね。

2つの事業立ち上げを経験し、どちらも一定の市場ができ始めたので、今度は第一線で働くビジネスパーソンの「知見」を流通化させるサービスをやりたいと考えました。事業プランを練る中で、これをやるには人材会社でもコンサルティング会社でもなく、情報サービス会社と一緒にやるべきだと思っていて。

じゃあどこと組もうか? と考えていたときに出会ったのが、「ビジネス領域でGoogleのような立ち位置を目指すんだ」と熱く語る梅田さん、新野さん(いずれも共同創業者)、佐久間さん(現Co-CEO)だったんです。

彼らが語る「ビジネス領域」は大きく分けて3つあって、それが企業情報、ニュース情報と人の情報。その「人」の領域を一緒にやらないか? と言ってもらい、創業と同時に、出資を受ける形でUBグループ入りしたのが2017年です。

僕個人としては、人の活動機会は会社のものじゃないんだから、もっと自由意志であるべきだと考えています。自分の実体験も含め、日本にはその自由が少ないと思うんです。

だから僕はこの国でいろいろな選択肢を増やしていきたい。その思いをもとに、人の頭の中にある知見、経験による深い視点や解釈、未来に向けた見解などを、情報サービスとして展開していくことに取り組んでいます。

――現在の仕事内容と、仕事でワクワクしていることを教えてください。

毎年役割を変えながらやってきている感じですね。創業年目はエキスパート(知見・知識をもつ専門家)を集める仕組みをつくって、2・3年目はそれと並行して営業組織の立ち上げ、今はHRとNewsPicks Expertの立ち上げをやっています。とにかく仕組みがない部分の基礎を設計し、人を採用してそれが回る形にして、また次に必要なところをつくっていくことをずっとやり続けている形です。

たとえば直近で注力しているHRだと、給与テーブルの導入やコンピテンシー、OKR、ゴールセッティングとフィードバックの構築・運用をしつつ、採用の仕組みをつくっている段階です。

それに加えて、NewsPicks ExpertではNewsPicksとの連携プロジェクトに入りつつ、UB全体のシステムとの統合をどうするか考えたり、担当者がいないなど足りていない部分の対応をしたりするのが僕の役割です。

この1年で社員数が倍の40人ほどになり、嬉しいことにリーダーを任せられるメンバーも増えてききました。全部自分が手を動かさなきゃいけなかった昨年と比べ、その多くはメンバーがリードしてくれる状態になり、組織としてのフェーズが大きく変わった感覚を持っているところです。

組織の規模感としては、よく組織課題でよく言われる「30人の壁」「50人の壁」みたいなフェーズでもあるんですよ。そこは良い意味で、正しく怖がりながらも、どんどん進めていきたいですね。

一方で、ミーミルは過去に退職者が3〜4人ほどしかいないんですよ。もちろん小さな課題・問題は常にあるのですが、基本的にはメンバーみんなが良い形でフィットしていて、現時点で壊滅的な問題は起きていないと認識しています。

ありがたいと思いつつ、ここからミーミル自身の推進力・求心力をつくっていかなきゃならないし、同時並行でUBのミッションやバリューとの共存や浸透を、自然な形でつくっていく必要があると思っています。

「UBグループになったから、ビジョンとバリューはコレね」みたいな話をされても、メンバーは腹落ちできないと思うし、何の意味も持たなくなってしまうと思うんです。

共同のプロジェクトなど、事業を超えて一緒に取り組む共創の場をつくりつつ、メンバー同士が自然に理解し合える状態をいかにつくるか。これが今の自分にとって、すごく大きなテーマになっているし、ワクワクしているポイントです。

2021年1月からゴールセッティングをスタートする際、僕がミーミルのメンバーに伝えたのは、「自律と共創」を個人のテーマとして持ってほしいということ。UBグループ全体が「自律」をすごく重んじていて、僕らもそれは同じです。

「共創」に関しては、ミーミルはUBグループの中で、最もグループ会社間の連携をしていく立ち位置の会社だと思っているんです。NewsPicks ExpertのチームはNewsPicksのメンバーと、SPEEDA EXPERT RESEARCHFLASH Opinionのチームは、SPEEDAの担当チームと、毎週ミーティングして進めていますから。

なので個人の目標設定も、自分だけで完結する仕事ではなく、他のチームや事業、グループ会社との取り組みを、大きな目標の1つとして置いてほしい。そんな話をしています。

もちろん、物事を決めるスピード感が違うとか、OKRのサイクルが違うとか、前提の異なる人たちと物事を進めようとすると、ちょっとしたハレーションは起こりがちです。

でも、それを感じながら、メンバーそれぞれが「どうやって共創していくか?」を考えながらやっていく状態をつくるのが大事だと思っているんですね。だからキーワードに「自律と共創」を置いているんです。

――仕事で忘れられないエピソードはありますか?

やっぱり僕にとっては、2020年4月にUBにグループと経営統合したのが忘れられないですね。2017年4月に一部出資してもらい、UBグループ会社化する形で創業したときに梅田さんや佐久間さんと描いていた構想があります。

実は100%子会社としてUBグループ入りするかどうかは、その構想が本当に実現できるか、数年一緒にやってみたうえで、お互いにフラットに判断しようと話していました。

それが2020年4月に経営統合を決めたタイミングで、3年前にイメージしていたことと全くブレず、お互いに変わらない景色を想像できている状態だったんですよ。

実際に統合した後、半年後の9月にはNewsPicks ExpertとSPEEDA EXPERT RESEARCHをローンチできました。これはまさに3年前に「こういうことをやりたいよね」って話していた構想そのもの。それが当時から変わらない景色を見続けながら実際に具体化していくフェーズにやっときた――振り返ってみるとすごく感慨深いですね。

当時の構想していたことって、あくまで創業したばかりの僕らがやりたいことです。でも、これだけ大きなサービスに成長したSPEEDAや、ブランド認知も高まり、ユーザーも増えたNewsPicksが僕らの構想を一緒に具体化するのは、大きな意思決定だったはず。

なかなかできないことだと思うんですよ。特にSPEEDAは大切に磨き上げてきたプロダクトに人の知見を載せる――すごく大きなコンセプトチェンジであり、大きな意思決定だと思います。

でもそれを「やるぞ!」と佐久間さんたちが決断し、組織も動いていく。この「変化させ続けていくんだ」という意思や、言ったことを遂行する力は、いつも本当にすごいなと感じています。

――The 7 Valuesの中で、一番好きなバリューは何ですか?

自由主義でいこう」ですね。
いまだにUBで本当に体現されていることに驚きます。多くの人が理想に掲げる「自由」を上場会社で実現しようとし、実際に体現しているのは本当にすごいなって思うんです。

短期間で成長させたいなら、徹底したマイクロマネジメントをする方法もあるはず。僕自身の経験値としても、それをすればある程度は事業を急成長させられるイメージも持っていました。

だけど、稲垣さん(共同創業者)や佐久間さんをはじめ、いろいろなメンバーと話してみても、「それは主義としてやらない」と明確に言い切っているんですね。

短期的な効率化や数字のストレッチではなく、本当に「自由」というバリューを大切にしている――ここまで意思決定をオープンにして、ここまでバリューに基づいて物事を進める会社があったんだと、素直にビックリしました。

UBって、とにかく「コミュニケーションコスト」をめちゃくちゃかけるんですよ。たとえばミーミルの統合時、コロナ下だったので統合作業をオンラインでやらなければならなかったんですね。

そもそもUBは出社義務はないんですが、前提が出社でリモートが許されているのか、前提はリモートで出社すべきなのか? みたいなことを、役員たちが時間をかけて何度も議論していて。

やるべきことはたくさんあるのに、その議論をわざわざ全社にオープンして、コミュニケーションコストをかけてやっていることに、すごく驚きました。経営陣の意思決定の軸を、オープンにちゃんと伝えていく――分かってはいても、優先順位を下げてやれない会社も多いと思うんです。

この姿勢はずっと変わらないでほしいと思うし、ミーミルはまだそこまでできていないけど、良い影響をすごく受けています。「バリューの体現」って表層的になってしまいがちですが、本当に「人」と「バリュー」を体現するために経営陣が率先して行動しているんですね。どうやってミーミルに取り入れていくかも、今後の大きなテーマの1つだと思っています。

ちなみに経営統合直後、僕のコミュニケーションコストは、体感値で10倍以上跳ね上がりました(笑)。経営陣だけでなく、いろんなチーム、いろんなグループ会社のメンバーも「クイックにいいですか?」ってミーティングを入れてくれて、何か問題が起きても逃げずに向き合う姿勢が浸透しているなと感じます。

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――今後挑戦したいことは?

2つあって、1つは「エキスパートネットワークサービスといえば、NewsPicks Expertだ」みたいな形で、僕たちのサービスがその市場をつくった存在として、明確に認知されるようになること。これはNewsPicksと共同のプロジェクトで、ちゃんと形にしていきたいと考えています。

もう1つは組織ですね。2021年もまだまだ積極的に採用していきます。NewsPicksやB2B SaaS事業と共同のプロジェクトはやりますが、それぞれの組織の色に染まるのは違うと思っていて。僕らのミッションや事業アイデンティティを緩やかに育みつつ、UBのバリューを自然に理解し共存している状態をつくらなければと考えています。

僕らは自分たちだけでやるのではなく、UBグループ全体でシナジーを生み出していく事業モデルを志向したからこそ、経営統合したわけです。世の中にとっても、UBグループにとっても、僕らがいろいろなサービスのハブ的な位置づけを担っていく存在だとも思っているんです。

ミーミルの組織成長や主体性と、UBグループとの共存・共創を、バランスさせながらつくっていきたい。これは今後の大きなテーマですね。

そのためには、自分自身も見たことのない世界、やったことのない組織をつくっていく――しかも、良い意味でB2B SaaS事業やNewsPicksに迎合するわけでもなく、もちろん反発するわけでもなく、自律と共創を体現していく。簡単なようで難しいけど、実現すれば素晴らしい世界が待っていると確信しています!


「経済情報で、世界を変える」をミッションに掲げる株式会社ユーザベースの公式noteです。 このnoteでは、日々の出来事や社員紹介などを発信していきます。 https://www.uzabase.com/