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ユーザーの行動変化を分析し、プロダクトの成長を促すNewsPicksのプラットフォームチーム

こんにちは、Communicationsチーム(略してコムズ)の筒井です!
ユーザベースは2021年、エンジニア組織への投資を強化しています。

今回は外部ライターさんによるNewsPicksのエンジニアメンバーインタビューの第8弾をお届けします!

※社名を表す場合は「ニューズピックス」、サービス名を表す場合は「NewsPicks」と表記しています。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

2013年9月のサービス開始からまもなく8年が経過しようとしているNewsPicks。ユーザー数の増加に伴い、アプリの使い方も多様化しています。そうした行動変化を分析して機能開発を行っているのが、プラットフォームチームです。

プロダクトのさらなる成長フェーズにおいて、同チームがどんなカルチャーの中で開発を進めているのか、どんなキャリア機会が得られるか、リーダーの佐藤齊行に聞きました。

エンジニアとしてのスキルを伸ばせる環境がある

——まずニューズピックスに入社するまでの経歴を教えてください。

エンジニアとしての最初のキャリアは、2009年に大学院を修了して入社した金融系SIerのシンプレクス株式会社です。シンプレクスでは大手証券を顧客とし、CFD取引システム、債券フロントシステム、デリバティブ取引・リスク管理システムの開発/運用に4年弱携わりました。

自社サービスの開発に携わりたいという思いから、Card Linked Offer という国内初となる事業の立ち上げを行っていた決済スタートアップに転じます。9ヶ月ほど新規事業の立ち上げに必要となるシステムの開発に携わった後、プライベートの変化を機に、証券基幹システムの内製化を進めていたネット証券に転職をします。

そこでは、米国株・中国株の非課税取引(NISA)を実現するためのプロジェクトをリードする役割を担いました。従来のシステムと新システム双方にまたがる必要がある、リリース時期をずらすことができない、関連する業務部門/ベンダーが多い等制約の多いプロジェクトでした。

業務部門、従来システムの担当ベンダー、新システムの開発を担当するメンバーと密に連携しながら開発を進めるる必要があり、いちエンジニアとして手を動かすだけでは得られない多くの経験を積むことができました。

その後、シンプレクスの元上司だった杉浦(現SPEEDA Edgeプロダクトチームリーダー)から誘われたことがきっかけで、リファラル採用でニューズピックスに転職することにしたんです。

——転職の決め手は何だったんですか?

決め手は3つあります。

1つ目は、シンプレクス時代からエンジニアとして信頼していた元上司と、また一緒に働けること。実はニューズピックスに誘ってくれた杉浦だけでなく、現在CPO(Chief Product Officer)を務める文字もシンプレクス時代の上司でした。2人とまた一緒に働けることにワクワクしたんです。

2つ目は、ふだん自分が使っているアプリの開発に参加できるのは、レアな機会だと思ったからです。私自身、NewsPicksがサービスを開始した2013年当初からユーザーとして愛用していました。

3つ目は、自分自身のエンジニアとしての経験やスキルを伸ばせる環境が整っていそうだと感じたことです。NewsPicksは会社もプロダクト自体も成長途上だったので、エンジニアとしていろいろなことができそうだという点に魅力を感じました。

——それまではフィンテックの領域でキャリアを積んできたわけですが、ニューズピックスに転職した当初、どう感じましたか?

NewsPicksのプロダクトができてすぐのタイミングで入社したので、いい意味でも悪い意味でも自由度が高かったですね。

それまでに携わってきた金融システムの開発は、守らなければいけないルールや法律が多く、不具合やリリース後の障害も許されなかったため、開発においても運用においても、保守的に進めざるを得ませんでした。

NewsPicksはBtoCのサービスであるためか、比較的ルールが柔らかく自由度が高く、スピード感を持った開発ができると感じたことも、転職してみたいと感じた要素の1つでした。

——転職するにあたって、エンジニアとして実現したいことはありましたか?

エンジニアとして実現したいことというよりも、会社が掲げている「経済情報で、世界を変える」というミッションやプロダクトの方向性に共感して、自分自身が力になれること自体にワクワクしていました。

ニューズピックスは規模でいえばスタートアップやベンチャーですが、そうした規模感の企業がビジネスや経済分野でいいサービスを作っている。事業として成長しているし、会社としてもいいミッション、いいカルチャーを掲げていると思っています。

転職しようと思った当時、経済情報のプラットフォームであり、メディアであり、コミュニティであるというNewsPicksのプロダクトとしての位置づけが、自分には貴重なものに感じられたんです。

当時、ニュースキュレーションアプリはたくさんありましたが、いわゆるエンターテインメントや芸能ニュースではなく、経済ニュースに特化して事業を伸ばしていこうとする点、自分たちで編集部をもち、取材活動を通じてオリジナル記事をユーザに提供している点を魅力に感じたんです。

ステークホルダーと連携してユーザー向け機能開発に取り組む

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——佐藤さんが所属しているプラットフォームチームでは、具体的にどんな業務を行っているんですか?

ひと言で言うと、一般ユーザー向けの機能開発です。

NewsPicksには3つの側面があります。1つ目がプラットフォームという側面。2つ目がメディアとしての側面。3つ目がコミュニティとしての側面。この3つの特性を掛け合わせることで、経済情報をユーザーに届けるサービスを展開しています。

3つのうち私たちプラットフォームチームが主に担当しているのは、プラットフォームとしての側面とコミュニティとしての側面です。

NewsPicksのユーザーには、アプリを開いてニュースを読む「ニュースアプリ」として使う人もいれば、ニュースに対してコメントしたり、ユーザーをフォローしたりする「SNS」のような使い方をする人もいます。

そういったコミュニティとしての要素の開発だったり、アプリの使い勝手を改善する取り組みだったりをプラットフォームチームで対応しています。

——具体的にどんな業務プロセスで機能開発を進めているんですか?

会社全体では3ヶ月ごとに OKRで目標管理をしています。達成したい目標(Objective)と成果指標(Key Result)を定義し、それをもとに具体的な施策を決めて、ブレークダウンする形で開発計画を立てます。

ユーザーからの問い合わせや行動データ、あるいは社内から挙がる「このコンテンツをこんなふうに見せたい」といった要望も加味して、1週間ごとのスプリントで1つずつ優先度を付けながら着手していきます。

——プラットフォームチームはカバーする範囲が広そうな印象を受けます。

「プラットフォーム」という言葉って、広い範囲を指しているようなイメージがありますよね。たしかに相対するステークホルダーは多くて、開発サイドだけでなくビジネスサイドと連携することもあります。

たとえばユーザーがアプリを開いてニュースを読むという文脈でいうと、社内にはコンテンツキュレーションチームがあります。彼らは「今読むべきニュースを、網羅的かつ最速で届ける。最先端をわかりやすく」という目的でいろんな記事を選定しています。彼らの業務改善の要望を吸い上げて反映し、結果としてユーザに対して最先端ニュースをわかりやすく伝えるのも私たちの役割です。

あるいは、NewsPicksはユーザーが記事コンテンツに対してコメントすることができるんですが、そういったコミュニティに関する部分はコミュニティチームからの要望を聞いて、「よりコメントをしてもらうためにこんな機能を作ろう」という話をすることもあります。

直近では編集部から相談を受けました。最近提供を始めたデイリーブリーフィングや、伝書鳩TVなど、編集部では無料コンテンツを出すことが増えてきています。より多くのユーザに新しいコンテンツを認知してもらうにはどうしたら良いか、より効果的なコンテンツの出し方はないか検討をしています。

——そうした業務の中で、佐藤さんが担っている役割を教えてください。

プラットフォームチームのリーダーとして、開発計画を作ったり、それを具体的なタスクに落とし込んでいったりしています。

私自身NewsPicksに入社して7年と長く、システムを広い範囲にわたって把握していることもあり、自分で手を動かしてコードを書くこともあります。会社側からも、リーダー職だけでなくプレイヤーとしての動きも期待されていると感じています。

アプリの使い方が多様化し個々のユーザーに対するきめ細かな施策が不可欠に

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——プラットフォームチームとして開発に携わる中で、何か課題に感じている事はありますか?

これはサービス自体の課題なんですが、ユーザーが増えたことによってアプリの使い方が多様化しているという点ですね。もともとNewsPicksは、ユーザー自身が自分で記事を探してきて投稿したり、コメントを書いたりといったことができるニュースキュレーションアプリとしてスタートしています。

最近では、コンテンツを読むのがメインの人や、NewsPicksのオリジナルコンテンツが好きでそれを中心に見ている人、動画視聴がメインの人など、ユーザーの使い方が多様になってきているんです。

ユーザーの課題を解決するためには、すべてのターゲット層に向けた施策を打つだけでなく、きめ細かなニーズを汲み取る必要があります。ユーザーがどんなふうにアプリを利用しているか、解像度を上げていかなければいけないフェーズになっていると感じますね。

もう1つ、NewsPicksのプラットフォーム、メディア、コミュニティという3つのサービス特性をバランスよく展開する必要があると思っています。

2020年10月にアプリのリニューアルをして、それまでタブ型だったアプリの仕様をワンフィード型に変えました。そんな状況の中で、たとえば編集部が作っているNewsPicksのオリジナル記事だけを目立たせるような出し方はできませんし、逆もまた然りです。

当社では広告の事業も行っているので、そのバランスも考える必要があります。常に3つのサービス特性を意識しながら、バランスを崩さないようにする。あるいは意識的に崩して、アプリ全体の整合性をとっていかなければいけないと思っています。

こうした課題を解決するためには、ユーザーに問う姿勢を大切にすることです。社内でアイデアを考えるときは常に、ユーザーが何に困っているか、どんな課題を持っているのか、リリース前に検証できるようなプロセスを踏んでいく必要があります。

プラットフォームチームのメンバーは、みんなデータを見て検証することができますし、ビジネスサイドでいうとマーケティングチームなどは私たちが把握していないようなデータを持っているので、彼らと連携して施策を決めていくこともありますね。

お互いを信頼しているからこそフラットに議論し合える

——プラットフォームチームには、どんなメンバーがいますか?

現在メンバーは3人ですが、全員に共通して言えるのは「NewsPicksとはこういうものだ」という自分の意見を持っていることです。何か機能開発する際も「自分はこう思う」という意見を、社内Slackにどんどん投稿してくれるんです。

「このプロダクトはこういうふうに伸ばしていきたい」「こういう機能を実装すればユーザーが喜んでくれるのではないか」といった考えを、きちんとデータを添えて説明する。会社から、あるいはリーダーから言われたことをそのままやります、というタイプのメンバーは1人もいません。プロダクト自体についてもそうですし、開発のプロセスについても改善案を出してくれて、いい意味ではっきりとものを言う人たちですね。

私自身、みんなの前に立って引っ張るタイプではないこともあって、メンバーの意見を尊重して積極的に取り入れ、チームの目標や計画にどんどん組み入れるようにしています。メンバーを後ろから眺めていて、困ったときには支えるようなスタイルでやっています。

——オープンに意見を交換できるカルチャーが醸成されているんですね。

そうですね。最近プラットフォームチームで担当した機能で、「デイリーブリーフィング」と「重要ニュース一覧」というものがあります。

これらの機能の開発はトップダウンで決まったんですが、原案のままでは良くないということで、エンジニアやデザイナー、記者など、チームを超えて長時間にわたって中身や見せ方について議論しました。

トップダウン一辺倒で仕事をするのではなく、かといってボトムで好き勝手するわけではない――開発に関わる人たちで意見を交わしながら仕様を決めていくイメージですね。

意見を出すときには、エンジニアだから、編集者だからといった垣根はありません。役職も関係なく、フラットに議論をしています。

ニューズピックスはもちろん、母体であるユーザベースでも、オープンコミュニケーションというカルチャーをとても大切にしています。それがあるからこそ、お互いに信頼を持って自分の意見を言うことができるんだと思います。

「正解」に固執せず、ユーザーの変化に合わせて自ら成長できる人が理想

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——プラットフォーム事業に携わることで、どんなキャリア機会が得られますか?

エンジニアにはいろいろな種類がありますが、プラットフォームチームは3人。人数も少ないので、特に役割を分けていません。1つの機能の最初から終わりまで、一連の流れを1人で担当してもらっています。

直近でいうとアプリに閲覧履歴を追加する目的で、ある機能をつくろうとチーム内で決めました。その細かい設計や実装、リリースした後、実際にどうユーザーに使われたかの検証まで含めて、メンバーの1人に完全に任せました。

そんなふうに幅広くアプリに関わること、ユーザーに関わる部分でさまざまな開発に携わることができるので、職能やレイヤーにこだわらず開発をしたい人には魅力的なのではないでしょうか。

もう1つ、テクノロジーの知見や技術エッジを求められるというよりは、事業サイドと連携しながら機能を作っていくので、そうしたことに興味がある人であれば楽しんで仕事ができる環境だと思います。

機能開発にあたっては、ユーザーの行動データを日々分析しながら、データドリブンで施策を考えています。NewsPicksのプロダクト自体、これからまだまだ成長していこうというフェーズなので、今後もいろいろな機能を追加したり、整備したりする必要があります。

成熟しきったプロダクト、サービスというわけではないので、そういった意味でもプロダクトの開発自体を楽しみたい、新しい開発をやっていきたいという人にとっても、魅力を感じてもらえるのではないかと思いますね。

——成長フェーズにあって、佐藤さんは今後どんな人と働いてみたいですか?

仕事には「これを作れば必ず事業が成長する」といったような正解はないと思っているんですよ。プロダクト開発では、実際に機能をつくってもユーザーに使ってもらうまで正しいかどうかわからないですからね。そうした意味では正解に固執せず、想像力を持って柔軟に考えられる人がいいですね。

技術スキルはもちろん一定水準必要ですが、まんべんなくなんでもやるタイプでもいいし、ある領域に尖っていてもいいと思います。ただ、自分が持っている技術やスキル、経験が、どんな形でユーザーに対しての価値提供に結びつくか、それを意識できる人であってほしいです。

あとは、NewsPicksのサービスやプロダクトにワクワクしてくれる、好きでいてくれる人だと嬉しいですね。だからこそ自分事として考えられるし、純粋に仕事を楽しめるんじゃないかと思います。

——プラットフォームチームには、どんな人がフィットしそうですか?

昨年のアプリのリニューアルは、サービス自体変化させていかなければ成長はないという危機感から始まったものです。

当たり前のことですが、ユーザーはどんどん変化していきます。サービスを開発する私たち自身も、いろいろ経験する中で考え方が変わったり、プロダクトとの関わり方が変わったりしていきます。

変化があるからこそ新しいことを学べる、新しいことを経験できる側面もあります。会社もプロダクトも今後まだまだ成長していく中で、これまでやってきたことを覆すような変化が生まれるかもしれません。

そうした「変化」そのものを楽しめる人にとっては、NewsPicksは良い会社であり、よいプロダクトだと思います。

[TEXT:宮原智子/EDIT:筒井智子]

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