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知見を持つ個人が正当に評価される世界を目指し、エキスパートを拡大していく──MIMIR Expert Marketing Division
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知見を持つ個人が正当に評価される世界を目指し、エキスパートを拡大していく──MIMIR Expert Marketing Division

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こんにちは、Communications Teamの筒井です。ユーザベースグループのさまざまなチームを紹介するシリーズ、今回はMIMIRのExpert Marketing Divisionです。

エキスパートネットワーク事業を展開するMIMIRにおいて、エキスパートの活躍機会拡大に伴走する同Divisionの仕事内容や難しさ、今後の展望などを聞きました。

チームメンバー紹介

石渡 佑矢:NewsPicks Expert事業統括
早稲田大学卒業後、輸入車販売店、市場調査会社を経て、国内最大手のマーケティングリサーチ会社に入社。日本を代表する企業各社のマーケティングに伴走。自社の事業戦略、経営企画を経て、BtoBマーケティング/広報を担う組織を立ち上げ推進。大手アパレル会社に移り、PR本部長としてBtoCのPR/マーケティングコミュニケーションを統括。2020年9月、マーケティング責任者としてミーミルに参画。現在NewsPicks Expertの事業責任者としてマーケティング/ブランディング/事業開発/アライアンスを統括。現職に就きながら個人事業「Marketing Incubate」を起業し、社外活動としてスタートアップのマーケティングや広報を支援している。

鎌田 麻以子
研究員として入社したNECにて、3年間ユーザリサーチに従事。途中、休職して参加した青年海外協力隊として中米ホンジュラスに2年間滞在。帰国後は事業開発部門へ異動。2017年、クックパッドのスペイン語・ポルトガル語圏のコミュニティグロースや新規事業リリースに貢献。2020年6月にスペイン支社駐在を終え、日本国内のアプリトップページのコンテンツ・ディレクションおよびリサーチを担当した。また並行して、創業者直下の新規事業プロジェクトの定性・定量UXリサーチも実施。2021年より株式会社ミーミルのExpert Marketing Divisionにジョインし、マーケティング施策の実施・オペレーション構築・データ整備を行っている(2022年5月Biz Dev Disivionへ異動)。

兒玉 優香
大学卒業後、日立製作所にIT営業として入社し、ビズリーチに転職。中途採用に伴走するカスタマーサクセスとして、主に中堅・ベンチャー企業の採用コンサルティングを担当。営業企画で顧客ロイヤルティ戦略、社内のオンボーディング強化を実施したのち、BtoBマーケティングにキャリアチェンジ。イベントマーケティング・CRMなどを担当し、マーケティングオペレーション全体の体制構築も実施。2021年8月よりミーミルにジョインし、NewsPicks Expertのマーケティング・ブランディング施策の実施・オペレーション構築のほか、会社横断プロジェクトで組織開発を行っている。

Expert Marketingってどんな仕事?

──まずはExpert Marketingの業務内容から教えてください。

石渡 佑矢(以下「石渡」):
主に2つあって、1つはまだエキスパートとして登録いただいていない方への登録促進で、2つ目が登録後の活躍機会の拡大です。これら全体の業務を通じて、エキスパートプラットフォームの拡大などを担っているDivisionと言えます。

現在、業務委託やアルバイトの方を含め、約20名の組織です。
 
──さまざまな形でエキスパートの活躍機会拡大に伴走されていると聞きました。

石渡:
その通りです。私たちは「エキスパートサクセス」と呼んでいます。登録された方のマッチング率と、エキスパート活動におけるモチベーションやエンゲージメントをいかにして高めていけるかというのが、私たちの大きなテーマです。
 
たとえば、ご自身の経験や知見に最適な案件をご案内できるよう、マイページのプロフィール入力をサポートするなど、エキスパートのサポート体制やオンボーディングの仕組みを構築しています。

実際、登録した直後って何をしたらいいのか、わかりにくいと思うんですよね。そこで私たちが、「こういう質問があるんですが回答していただけますか」とお願いをすることで、一歩目を踏み出していただく。そういった1つひとつの積み重ねにより、エキスパートとして活躍いただける機会が増えていくと考えています。

──登録促進とは、具体的にどんな方法で促進しているんですか?

石渡:
以前から注力しているのはヘッドハンティング型のダイレクトアプローチですね。2020年9月から「NewsPicks Expert」というサービス名になり、NewsPicksとの連携が強化されました。NewsPicksの会員向けメルマガでご案内させていただいたり、NewsPicksのタイムライン上に特別に制作したコンテンツを掲載していたりします。
 
そしてNewsPicksのプロピッカーの方々も、エキスパートとしてご活躍いただける方が多いと思いますので、プロピッカー交流会でエキスパート登録のご案内をしています。逆に、NewsPicks Expertの登録者ですごく良いコメントをしてくださる方をプロピッカーに推薦する流れもあり、実際にNewsPicks Expertの登録者からでプロピッカーになった方も何名か誕生しているんです。
 
2021年の6月には、国内最大のビジネススクールであるグロービス経営大学院との業務提携を発表しました。同校は毎年1,000人くらいの方がご卒業されているので、さまざまな業界で活躍されている卒業生の活躍機会を広げるために、大学側と一緒にいろいろな企画を立てて登録促進しています。

──イベントも開催されていますよね?

兒玉 優香(以下「兒玉」):
NewsPicksとも連携しながら、各種セミナーなどを開催しています。「新しい働き方」や「ロボット」などテーマはさまざまで、1回あたり500〜600人の方に参加いただいています。イベントは招待制にしていることもあり、参加率はかなり高いんじゃないかな。

──活躍機会の拡大というのはどんな業務を?

鎌田 麻以子(以下「鎌田」):
メインは先ほど石渡さんが言っていた、マイページへのプロフィール情報の入力促進ですね。転職して所属先が変わった時はもちろん、社内での異動やポジションチェンジなども含めて、最新の情報に更新していただくようにエキスパートに働きかけています。
 
クライアントから案件依頼が届くと、リサーチ部門のメンバーが最適なエキスパートを選び出し、クライアントに推薦します。リサーチ部門では、各エキスパートのマイページに書かれている「企業名」や「専門性を表すキーワード」をベースに探しているため、私たちはどんな言葉を盛り込めばマッチング率が上がるかを、エキスパートにお伝えしています。

1件担当いただくことで2件目、3件目と継続して案件をお受けいただける場合が多いので、「まずは最初の壁である1件目をマッチングさせる」ことを目標に活動しています。

兒玉:
本格稼働はまだこれからですが、MIMIR自体が依頼主となって行う自主調査も、エキスパートの活躍機会につながると考えています。未来予測や自身のレコメンドなど、調査テーマに沿った質問をエキスパートの方に送り、集計した調査結果をレポートとして公開することを目指しているものです。

この自主調査で良い回答をしているエキスパートには、NewsPicksなどに出ていただけないかと模索しているところです。もちろんマッチングにも活かせる情報なので、リサーチ部門との連携も進めていきたいですね。

石渡:
エキスパートにとっては、自身の持つ知見をアウトプットすればするほどマッチングする可能性が広がります。私たちが実現したいのは「経験知に価値を与える」こと。そのために、まずは活躍機会を増やすことが重要なんです。

──Division内のメンバーは、エキスパートサーチとエキスパートサクセスとで役割が分かれているんですか?

石渡:
今のフェーズでは明確に分けてはおらず、それぞれがお互いの強みを活かしながらマルチに活躍してもらっています。たとえばまいこさん(鎌田)はデータマネジメントや開発ディレクションを中心に、だまちゃん(兒玉)はイベントやCRMを中心に、みたいな感じですね。

兒玉:
マーケティング部門がカスタマーサクセス的なこともやっている企業って、他ではあまり見たことがなかったんです。なので、はじめてMIMIRの求人票を見た瞬間に「やってみたい!」と思いました。経験できる領域はすごく広いですね。

──競合と比較してMIMIRの強みはなんですか?

石渡:
ユーザベースグループのシナジーを活かせることです。NewsPicksしかり、B2B SaaSしかり、ここまで多様なサービスと連携しながらエキスパートネットワーク事業を行っているのは、世界的に見てもMIMIRだけだと思います。

大事なのは、私たちがエキスパート1人ひとりの活躍を願って、いかに伴走できるか。その部分が付加価値なんだと思います。当社に登録されたエキスパートのアクティブ率は40%を超えており、業界水準を大きく上回っています。それでもまだ6割の方が未稼働という事実はしっかり受け止め、もっと高めていくつもりです。

チーム内外のコミュニケーション

──Division以外とはどんな連携をしていますか?

石渡:
私たちはエキスパート側を担当しているので、「今どういうエキスパートが求められているか」を知る上で、クライアント側を担当するリサーチ部門やセールス部門との連携は欠かせません。

ユーザベースグループ全体では、先ほどのNewsPicksの他にB2B SaaS事業であるSPEEDAやFORCAS、INITIALとも連携しています。彼らの顧客企業内には専門的な知見をお持ちの方が多いため、その方たちに「エキスパート活動に関心ありませんか?」というご案内を送らせていただいています。

それ以外にも、マイページの開発はエンジニアチーム、UI/UXはユーザベースのデザインチームと、しっかり連携しています。コンプライアンスや規約についてはMIMIRのコーポレートやユーザベースのリーガル(法務)チームと連携していますし、対外的なコミュニケーションや広報ではユーザベースのブランディングチームと連携しています。

社外では、アライアンスや業務提携を中心に、連携させていただく取引先や機会が広がってきていますね。

──B2B SaaS事業の顧客企業へのアプローチについて、もう少し具体的に教えてください。

石渡:
たとえば、SPEEDAのお客様に対してメルマガでエキスパート登録に関心がないかどうかのお声がけや、オンラインセミナー後の告知などですね。あとはセミナーの登壇者へのアプローチも行っていく予定です。ユーザベース全体との連携を強化していくことで、プロピッカーでもありエキスパートでもあり、かつお客様でもあるという方が、今後は増えていくと予想しています。

──定例で行うミーティングは?

石渡:
今はほぼフルリモートなんですが、週2回、Divisionの定例ミーティングを実施しています。1回は事業やKPIの進捗確認とネクストアクションの話し合いに充てており、もう1回は中長期的な戦略や構想も含め、重点的に議論する内容に焦点を絞り、コミュニケーションをとっています。結構すごいスピードでいろいろなことが動いていくので、週1回しかないとSlackコミュニケーションが増え過ぎちゃう感覚があって。

Division以外では、開発チームとの定例ミーティングの他、全社定例やリーダー陣が集まる戦略会議を通じてコミュニケーションの連携を図っています。ユーザベースの経営陣やNewsPicksのチームとのミーティングを通じてプロダクト連携に向けたコミュニケーションも強化しています。

リーダー間や現場レベルでの1on1も、必要に応じて適宜行っていますね。過去に、ミーティングが多くなりすぎて身動きが取れなくなったこともあったので、その反省を活かして、システムや仕組みによる効率化を進めている部分もあります。

兒玉:
私の場合は、定例以外に石渡さんとまいこさん、それぞれと週1回のペースで1on1を入れています。同時並行でさまざまな施策が動いているので、チームで取り組んでいるものの進捗確認は定例で、個別施策の進捗や悩み事の相談などは1on1で、と棲み分けができる今の会議体系は気に入っています。

みんなリモートワークで実際に会う機会も少ないので、まいこさんとは「一緒に作業しましょ」とか言って仕事することもあります。2人で黙々と作業しつつ、「SQLの書き方教えて〜」とか(笑)。

──そんなやり取りもあるんですね! 社内の雰囲気はどんな感じですか?

兒玉:
入社したときに最初に感じたのは、スマートで大人な人が多いなと。入社直後、いろいろな人から話を聞くため、ひたすら1on1を設定したんですが、そんなことする人が私以外にいなかったんですよね。控えめな人が多いというか。私がフランクすぎるのかもしれませんが(笑)。

鎌田:
エキスパートの方とメールでやり取りする機会が多いせいか、社内向けのメールでも割とカチッとした文章になりがちなんですよね。話し言葉ではそんなことはないので、メールでのやり取りしかしてこなかった他部署の方と初めてミーティングすると、そのギャップに驚かれることもあります(笑)。

石渡:
確かにスマートな方が多いですが、たとえば誰かの誕生日があればみんなでお祝いしたり、そのときのスナップ写真をSlackで共有したりもするし、ドライというのとはちょっと違うんですよね。個人的には「大人なスタートアップ」だと思っています。

メンバー誕生日を祝う様子
メンバーの誕生日を祝う様子

兒玉:
大人なんですけど、冷たいとか他人に関心がないということは全然なく、みんな人のことが本当に好きで、その人やチームのことをよくしたいと思っている人ばかりです。

チームで挑戦しているイシュー

──Divisionが目指していることについて教えてください。

石渡:
大きな話でいくと、知見を持っている人が正当に評価される世界にしていくことです。個人の知見が所属企業内でしか使われないというのは、シンプルにもったいないと思うんです。価値ある知見が流通することによって、いろいろなところでイノベーションが起きやすくなるし、それによって解決できる問題もあります。

エキスパートネットワーク事業には、間違いなくそういうポテンシャルがある。そしてその知見が評価されれば、報酬あるいは社会的評価という形で個人にも還元されます。そういう世界を実現させることが目標です。

とはいえ、そもそもエキスパートネットワークのビジネス自体、まだ世の中で十分認知されているとは言えません。私たち自身のビジネスを拡充していくことで、個人が自らの知識で新たな価値を生み出して評価と報酬を得られる新たな経済圏──「エキスパートエコノミー」を広げていきたいと思っています。そのためにも、案件決定するエキスパートを増やすことなど、やっていきたいことはたくさんあります。

鎌田:
私はエキスパートに良い体験をたくさんしてほしいと思っています。エキスパートに登録して、自分の知見を活かして活動してみたら楽しかった──そんな体験をどんどんしてほしいんです。

そのためにやれることは本当にたくさんあります。マイページなどのシステム面でも、まだまだ改善の余地は多い。課題が多い分、システムやオペレーションなどを自分でどんどんつくって、「これ私がつくったんですよ」と言える手づくり感を味わえます。こういう体験ができるのは、今のフェーズだからこその醍醐味だと思います。

兒玉:
半年前くらいにみんなで「NewsPicks Expertの理想を語る会」というロングミーティングをやったんですよ。そこでみんながすごく夢のある世界を思い描いていたのが印象に残っています。「世界ナンバーワンのエキスパートネットワークになる」とか「全世界でエキスパートサミットを開催する」とか。

そんな話をできたことがすごく楽しかったんですが、本当にすごいのは、MIMIRならそれを実現できそうだと、私を含めみんなが手応えを感じられていることです。石渡さんやまいこさんの言うように、今は土台作りなのでやるべきことがいっぱいありますが、その1つひとつが先ほどのような夢の実現につながっていると思うと、すごくワクワクします。

──エキスパートとのやり取りで印象に残ったことは?

石渡:
定期的にエキスパートの方と面談する機会をいただいているんですが、その中に医療機器メーカーに転職した元医師という方がいらっしゃいました。なぜ医師から転職されたのかを伺うと、「世の中から癌をなくしたい」とお答えになったんです。

医師として目の前の患者さんを治すことをしてきたが、それだと数が限られるからメーカーに転職したと。その方にとってエキスパート活動は、その大きな目標を達成するための手段の一つなんですね。それを聞いて、私たちが提供しているプラットフォームには、とてつもなく大きな社会的意義があるんだと実感しました。

鎌田:
エキスパート面談の主目的はその方の専門性を伺うことなんですが、登録されたきっかけや現在興味のあることなど、話題は多岐にわたります。1人ひとりと直接話すから、「数」ではなく「人」を相手している実感があるし、「このエキスパートに専門性を発揮していただけるような案件をマッチングさせたいな」という気持ちにもなりますね。


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経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる。 SPEEDA・FORCAS・NewsPicksなどのサービスを提供する株式会社ユーザベースの公式noteです。 ※インタビュー中の役職・組織名は当時のものです。