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「異能は才能」を武器に、誰も見たことのないコンテンツをつくりたい(B2B SaaS Business執行役員 森敦子)

こんにちは、ブランディングチームの筒井です!

ユーザベースグループで働くメンバーを紹介する社員紹介インタビュー、第35弾はB2B SaaS Business 執行役員 森敦子です。

プロフィール:森 敦子(もり あつこ)
国内金融機関にて法人RMを経験後、青山ビジネススクールでMBAを取得。2016年にユーザベースへジョイン。SPEEDA→INITIALを経て現在はB2B SaaS執行役員コンテンツ担当。液体を運ぶことがとにかく苦手で、リモート主体になってから毎日必ずお茶が自宅の床にこぼれている。猫好き。

――なぜUB(ユーザベース)に転職しようと思ったんですか?

新卒で入ったメガバンクでは、法人営業を担当していました。ただ入社4年目に、身体を壊してしまったんですよ。今は捉え方が狭かったなと思うけど、当時は身体を壊したのは営業職だからだと思い込んでいて。振り返ってみると、当時は人生の迷子というかキャリアに悩んでいて、そのストレスが最も大きかった。そこに紐付いて、営業の仕事を楽しめなかったんですね。

それで職種転換したい! って考えたんですが、ビズリーチに登録してもスカウトが来るのは営業職ばかり。身体を壊しての転職なので、「やってやるぞ!」みたいな気概もなく、細く長く働きたいと考えていました。

で、職種転換をするには頭が良くなればいい! ってなぜか思って(笑)、大学院でMBAを取ることにしたんですよ。専門職っぽいことをやりたいなと考える中で、統計学の授業が面白くて「大学院生活で、統計学を極める!」と決めました。

勉強する中で「データサイエンティスト」という職業もあると知り、データを扱う仕事ができて、かつ前職での経験が活かせるような会社で働きたいと転職活動を始めました。大学院在学中からビズリーチや転職エージェントに登録して、いろいろな会社を幅広く見ましたね。

転職エージェントに「前職とは真逆のカルチャーで、かつデータを扱う仕事ができるところ」って希望を出して紹介されたのがユーザベースです。会社名を聞いたことはなかったけど、大学院で論文を書く際にBloombergなどのデータプラットフォームを使っていたので、どんなことをやっているのかはすぐに理解できました。自分のバックグラウンドも活かせるし、面白そうだなって。

とりあえず話を聞いてみようと面接を受けましたが、いきなり入社を決めるのは危ういなと思って、大学院に通うのと平行して週1〜2回、アルバイトとして働き始めました。SPEEDAのコンサルティングサービスを担当してみて雰囲気に違和感がなかったし、何より面接が印象的だったので、正社員として入ることに決めました。それが2016年2月です。

転職活動でいろいろな会社に応募しましたが、他の会社では応募職種に関する経験やスキルを聞かれることがほとんどでした。でもUBはとにかく「個人」として接してもらった感覚があって――「君は何がしたいの?」ってめちゃくちゃ聞かれたんですよ。それが最終的な意思決定の決め手になりました。

あと他社は「まずは営業から」って言われることが多かったんですね。UBでも「営業職でどう?」って言われたんだけど、「嫌です」って言ったら「じゃあコンサルティングサービスで」って希望を聞いてくれたのも大きかったかな。

面接はみんな本当に何でも答えてくれました。稲垣さん(共同創業者/Co-CEO)と佐久間さん(Co-CEO)に会って、最後は梅田さん(共同創業者)軽く話して終わりだったんですが、佐久間さんに「佐久間さんの給料っていくらなんですか?」って聞いたんですよ。

かなり踏み込んだ質問から、将来のビジョンや展望に関する質問まで、さまざまな質問に率直に答えてくれたんです。エージェントから紹介されるまで全く知らなかった未上場企業への、しかも自分にとって初めての転職だったけど、「ここにしよう!」と思えました。

――現在の仕事内容と、仕事でワクワクしていることを教えてください。

私の仕事は大きく分けて、執筆や編集にガッツリ入ってコンテンツをつくるプレイヤー業務と、チームビルディングなどのマネジメント業務の2つ。月曜と金曜は終日ミーティングでスケジュールが埋まっていて、水・木曜にコンテンツをつくるのが1週間の流れです。

コンテンツのリリースが近くなると、プレイヤー業務の比重が高くなるけど、内容も割合も時期によってまちまちかな。毎年公開している資金調達レポートの締め切り前は、特にこの比率が高くなります。

マネジメント業務としては、それまで別々だったSPEEDA、INITIALと海外メンバーを1つのDivisionとして見ることになったので、チームをどう統合するかを考えるのも仕事の1つです。まずは同じビジョンをつくるところから始めようと、昨年は「ビジョン合宿」もやりました。

そもそも合宿で何をすればビジョンをつくれるのか、まずは本を読んだり、FORCASなどのビジョンをつくってきた佐久間さんに話を聞いたりして、そこからリバースエンジニアリング的につくりました。

そこで完成したビジョンが「Deliver “Wow!” - the insight to transform business」です。ユーザーに「Wow!」って言われるコンテンツをつくろうという大きな方向性を示したんです。ビジョンができる前は、チーム毎に向いている方向がバラバラだったんじゃないかなと感じていたので、1つの方向性をつくれたのは良かったですね。

あとは言語ギャップと時差についても考える必要があります。ビジョン合宿でブレストする際、本当は全員でやりたかったけど、言語がネック。なので、英語が喋れるメンバーと日本語のみのメンバーに分け、ファシリテーターも付けて、どうやって一体感をつくるかにチャレンジしました。

これはあくまで一例ですが、チームビルディングは試行錯誤しながら進めています。私たちのDivisionは、UBの中で「The 7 Values」にある「異能は才能」を最も体現するDivisionになるんじゃないかなと思っているし、それを武器にしたい。武器にするためにはどうすればいいのか、さらにそれが個人の未来にどうつながっているか。それがコンピテンシーにつながります。

なので、Division内の各チームでコンピテンシークライテリアの再策定をやっています。日本チームのほうが早く統合した関係で先に着手していたため、その後スリランカオフィスを率いているMifnaz(ミフナーズ)のチームにも取り入れ、足並みを揃えていく予定です。今はそのディスカッションをしている段階ですね。

私は英語が苦手なので、Slackでのコミュニケーションも毎回時間がかかるんですよ……オンラインの翻訳サービスを駆使して、何とかやっていますが、とにかく時間が足りなくて。
なので最近は早い段階で周りに仕事を振り分けるようにしています。いろいろなメンバーに助けてもらってはいるけど、まだ好循環のスイッチが入っていない感覚があって、今期の課題ですね。

――仕事で忘れられないエピソードはありますか?

INITIALに異動して最初に出した資金調達のアニュアルレポートです。これをキッカケにUBでのコミットメントが上がって、急に会社のミッションが自分事になった感覚があって。SPEEDAからJVR(現INITIAL)に異動したのが、2018年1月。最初の仕事がこの資金調達レポートをつくることだったんですよ。

それまでも資金調達レポートはあったけど、有料で公開していました。そのボリュームを増やして無料で出すのが、異動後の最初のミッション。SPEEDA在籍時、SPEEDA総研として半期の資金調達記事をつくったことはありましたが、それとは圧倒的に質も分量も変えようと挑んだのが、この資金調達レポートでした。

当時は「そもそもスタートアップの資金調達レポートって何?」状態だったんですよ。どうやってデータにアプローチするのか、データは取得できたけど、どう扱えばいいのか……。過去の資金調達レポートを参考にしつつ、でもレポートをつくった人はすでに退職していたので、そこにある資料からリバースエンジニアリングしてつくらなければなりませんでした。

データはただあっても意味を持たないんです。「この表示は間違えているのでは?」とか「このタグは適切じゃないかも」みたいなことを喧々諤々やりながらつくりました。図表数が100個以上あったんですよ。それまでは有料公開だったこともあり広くレビューしてもらっていなかったんですが、全部つくってレビューしてもらうことで、叩かれて磨かれていった感じです。

当時は量も多く、作成のノウハウやインフラもなかったので、時間がかかりながら作成して、3ヶ月にわたって分割して公開しました。当時はチームの規模がまだ小さかったこともあって、「手伝えることある?」「リリースするために、こうすればいいんじゃない?」と職種関係なくメンバーみんなが普通に声をかけてきてくれて、めちゃくちゃコミットしてくれたんですよ。

それは全員のビジョンへのコミットが高いから。「スタートアップや投資家にとってこのレポートは、そこに絶対に寄与するデータだ!」って疑っていないんですよ。私自身もそのデータを初めて見た時、「これは絶対に日本のためになる」って確信しました。

みんな何も言わなくても助けてくれる――「ビジョンの威力」ってすごいなって肌で感じたんですね。もちろんビジョンやミッションがあるだけでは作用しなくて、それが「自分事」になった瞬間、大変だけど苦じゃなくなるというか、「とにかく楽しい!」という好循環に入れたんです。

これが今の仕事――「コンテンツをつくること」が自分の職業になったエピソードです。ビジョンとミッションが「自分事」になったことで、今は仕事がすごく楽しいですね

――The 7 Valuesの中で、一番好きなバリューは何ですか?

どのバリューも好きですが、「迷ったら挑戦する道を選ぶ」ですね。入社当時から変わっていません。

このバリューは自分の人生観ともリンクするんです。私は昔から「やらないで後悔するくらいなら、やって後悔する」タイプ。やらない後悔からは何も学びはないけれど、やって後悔するのは「やらないほうが良かった」と思うかもしれないけど、何かしら得るもの、前進できる可能性があると思うんですよ。

人生は有限なので、私は「やって後悔」を選びたい。経験によって、新しい視野が手に入ること自体が好きなんです。「31の約束」に書かれている「新しい自分を手に入れる」もまさにそうだなって思っていて。

私がコンテンツを好きな理由も、自分の知的好奇心を満たすこと――今まで見えなかったものが見えるようになることで、コンテンツという形で社会に良い影響を与えられるからなんです。

たとえば青空って青色一色に見えますが、青にもたくさん種類があることを知ると、単純な青一色の空じゃなくなり、毎日違って見えるようになる。勉強したり、いろいろな人の意見を聞いたりすることで、今まで見えなかった細部が見えるようになる。

新しい視点を得て、視野が広がって、視座が上がる。私はそれが楽しいんです。生きているなら、いろいろなことを知っているほうが満たされる。それも「迷ったら挑戦する道を選ぶ」にリンクしていると捉えています。

05_迷ったら挑戦する道を選ぶ

――今後挑戦したいことは?

飽き性なので(笑)、とにかく新しいコンテンツをつくっていきたいです。
ありがたいことに毎年いろいろなことに挑戦させてもらっています。直近だと「経営」に関して新しい提案をコンテンツを出そうとしています。

もうひとつ考えているのが「One Uzabase」の視点です。今、UBグループ内でさまざまな事業間の連携が始まっていますが、コンテンツは最も早く連携を形にできるはずだと思っていて。

それを実現した一例が、先日公開した資金調達レポートの速報記事です。これまで通りINITIALで制作しましたが、編集として池田さん(NewsPicks編集長)が入ってくれて、記事自体もNewsPicksでINITIAL×NewsPicksの形で出したんですよ。池田さんに入ってもらったことで、自分の無気質でわかりにくい文章が、こんなに変わるんだ! ってめちゃくちゃ感動しました。

それぞれの強み、異能を掛け合わせていくことで、どんどん面白いコンテンツがつくれると考えています。なので、まずはコンテンツに携わっているメンバーから、One Uzabaseで連携を始めていくつもりです。それぞれのメンバーにストーリーがあるので、究極はみんながコンテンツをつくれると思っているんですよ。それってワクワクしませんか?

UBには膨大なデータベースという、たくさんの武器と知見があります。それを活かして、今後も社内外で見たことのない、新しいコンテンツをつくり続けていきます。


「経済情報で、世界を変える」をミッションに掲げる株式会社ユーザベースの公式noteです。 このnoteでは、日々の出来事や社員紹介などを発信していきます。 https://www.uzabase.com/