企業で働く人が、楽しく働ける状態をつくりたい(AlphaDriveエンジニア 赤澤剛)
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企業で働く人が、楽しく働ける状態をつくりたい(AlphaDriveエンジニア 赤澤剛)

こんにちは、ブランディングチームの筒井です!
ユーザベースグループで働くメンバーを紹介する社員紹介インタビュー、第9弾はAlphaDriveの赤澤剛です。

赤澤 剛(あかざわ ごう)
2009年に株式会社ワークスアプリケーションズに入社、ERPパッケージソフトの開発とプロダクトマネジメントに従事。2015年からはVice Presidentとしてシンガポールでの技術基盤を担う開発組織の立ち上げやアメリカ市場向けの機能開発など、海外展開の製品戦略や開発を担当。2018年よりLINE株式会社にて金融事業を担当、LINE Bank設立準備株式会社設立を経てLINE Bankの勘定系システムを中心とする基幹システム構築プロジェクトを推進。2020年5月からはAlphaDrive / NewsPicks に入社、製品開発部門としてIncubation SuiteやNewsPicks Enterprise等、法人向けSaaSの開発に携わる。

――なぜUB(ユーザベース)に転職しようと思ったんですか?

新卒で入社したのがワークスアプリケーションズです。人事ワークフローや会計、特に債務管理、あとはSCM開発などに携わってきました。3年間ほどシンガポールにて、インドや中国をはじめ10カ国以上の多国籍なメンバーと、技術基盤開発なども行っていました。

さまざまな経験を積ませてもらい、10年の節目で会社に対してバリューは出せているものの、世の中に対してはどうなのか自問したんですね。BtoBでの経験を活かしつつ、かつスピードの早いBtoCで新しい挑戦をしてみたいと思い、LINEの金融事業にPMとして転職しました。

とはいえ、まだ部署も事業自体もを立ち上げフェーズだったので、メンバーはわずか。これから拡大するぞ、というタイミングだったんです。新銀行を立ち上げるプロジェクトのため、システム責任者として金融庁や日銀に行って説明するなど、折衝業務も大幅に増えて。

銀行経験も非常に楽しかったのですが、約1年半でUBに行こうと決断したのは、やっぱり開発が好きだから。僕が働く理由は「いかに怠惰であれるか」なんです。明日サボるために今日どれだけ効率化、仕組化のために働けるか――その延長で、僕だけでなく世の中の人も楽にしたい。

エンジニアなら、新しい知識や情報を得て新規開発をするなど、企業内で生産性高く、やりたいことに集中できる環境を作り上げることに、自分の社会人としての原体験があって。ワークスアプリケーションズでやっていたERPの開発が、まさにそれです。

これまでずっと大企業向けに開発してきて、大企業とそこで働く人たちってやっぱりすごい――すごい組織とすごい人材だなって思いがあるんですよ。ただ、中にいる人たちには、本来やりたいことがあるけどプロセスを通すのに時間がかかるなど、いろいろな課題があって。

僕がUBに入りたいと思ったのは、そういう大企業の中の思いを持った人たちに対し、彼らがやりたいことに集中できる環境を用意できると考えたからです。過去にタレントマネジメントの開発に関わっていた際、大企業の経営層の方から「うちの会社には、新しい事業アイデアを持っている人がいない」と聞いたことがあったんです。

でも実はアイデアを持っている人を見つけられていなかったり、アイデアを提案できる制度がない、アイデアをみんなで共創する形になっていなかったりするだけだと思ったんですね。

AlphaDriveなら、MOOCやNewsPicksなど新しい知識を取り入れやすいプラットフォームを提供し、Incubation Suite(新規事業開発を推進するSaaS)を使って、大企業の中にいる人たちが、やりたいことをちゃんと表現できる場を制度として作れる――AlphaDriveの「ビジネスパーソンと企業に、きっかけと創造力を」というミッションに、強く共感したんです。

――現在の仕事内容と、仕事でワクワクしていることを教えてください。

プロダクトでいうと、Incubation Suiteと法人向け動画学習サービスのMOOC Enterprise、あとはNewsPicks Enterpriseの3つです。法人向け事業に向けたシステムを複数を見ています。

Incubation Suiteの開発には、素晴らしい外部パートナーの開発チームがいてくださるので、僕自身は事業部門と新機能の設計を行うだけでなく、導入や運用方法の型化、カスタマーサポートの全体フローやツールの構築など、契約後スムーズに運用していただく全体プロセスを強化することに注力しています。SaaSのサービスとして正しく導入・運用されるよう仕組み化している段階ですね。

あとはβリリース時点から、法人向けSaaSとしてのセキュリティの強化に取り組んでおり、お客様の重要資産である新規事業という情報の保護を強化するためにセキュリティ機能の追加も行っています。これが僕個人としての通常業務の4割くらい占めます。

残り半分はNewsPicks EnterpriseとMOOC Enterpriseの新規機能の企画・開発をやっています。こちらは内部で完全に開発しており、自分も開発に携わっている状況です。麻生さん(AlphaDrive代表取締役)とも、早く人を採用して拡大させていくことを握っているので、採用も僕のミッションの1つですね。

あとは法人向けの開発要件の全体窓口、特命担当的に、ビジネスとして進んでいる案件から、実現のためにどんな機能が必要かを企画したり、データ構造含む開発設計に落とし込んだりするなどもやっています。営業とエンジニアチームのつなぎ役とも言えるかもしれません。

3プロダクトとも決まった仕様を作るのではなく、お客様の課題解決やメリットを増やすために、必要なことを全部やるのが僕の役割ですね。

事業企画の方々と共にお客様の課題を抽出し、企画から設計、開発、運用、営業支援からカスタマーサポートまで、お客様に使ってもらって便利だと思っていただけるところから、契約、導入いただき、利用してもらえる全てのフェーズに関われるので、忙しい毎日ですが、とにかく楽しく働けています。

――仕事で忘れられないエピソードはありますか?

まだ入って半年くらいなんですが、入社していきなりリリースが迫っていたのは、強く記憶に残っています。AlphaDriveは法人向けにマルチテナントという、全てのお客様が1つの環境にまとまっているマルチテナントアーキテクチャを採用しているんですね。これはシステムリソースの効率が最も良いのですが、その分求められるセキュリティ要件も非常に高くて。

僕の最初の仕事は、法人向けサービスとして、全体のデータ構造やセキュリティ面のレビューと、そこから出た課題の解決、セキュリティの標準情報を作成・整備して、大企業のお客様の厳しいセキュリティチェックに対し、安心して導入いただける状態にすることでした。

もっと開発をガンガンやっていくぞという気持ちと同時に、ERPや金融系の開発をやっていた自分がまず出すべきバリューは、こういった法人向けサービスとしての設計やセキュリティだなと考えています。

Incubation Suiteのアーキテクチャは、論理的に考えたらこうなるべきというもの――広く普及している技術を適切に使ってくれているので、僕としても非常にキャッチアップしやすかったんですよ。

あとERPの経験から、法人向けサービスとしてどういう指摘があるのか、運用後にどんな問題が起きるのか、ある程度勘所があったんですよ。なので、改善と機能強化に入っていくのはそこまで難しくなかったんです。その失敗、過去に全部やったことあるな、みたいな感じで(笑)。

法人向けサービスの開発経験がある人は、同じように馴染みやすいんじゃないかな。toBの経験を活かしつつ、toCの経験を積めるのって、エンジニアとしてはかなり嬉しい環境だと日々感じています。

――The 7 Valuesの中で、一番好きなバリューは何ですか?

一緒に働くメンバーやチームのアウトプットを最大化するうえで、できないことよりできること、強みを徹底的に伸ばすことの重要性を多国籍なメンバーのマネジメントを通じて理解したので、「異能は才能」は強く共感できるし、好きなバリューです。

実務としては「ユーザーの理想から始める」が一番好きですね。自分の重要なポリシーとして「使われないものを作るのがエンジニアとして一番不幸だ」と思っているんですよ。開発すること自体も楽しいんですが、それはお客様が使ってくれて、コストが下がったり、メリットが増えたりする状況を作る手段として好きなんです。だから使われないものを作るのは、作れないのと同じくらい、自分の中では駄目だと思っていて。

お客様のリソースなど現状ある制約は当然考えるものの、それを抜きに「そもそも、お客様はどうなっているべきなんだっけ?」「課題は何で、解決された状態はどういうものなんだっけ」と理想を定義したうえで、現実に照らし合わせることが重要です。理想の認識を合わせたうえで、どういうステップでリリースするのがいいのか――現状はこうだから段階リリースしようなど、現実に落とし込んでいく。

エンジニアはお客様の課題解決する手段を提供する役割なので、現実から入っても意味がなくて「理想」がないと駄目なんです。現実と理想をすり合わせるのが、エンジニアの仕事だと僕は考えています。お客様に限らず、人間は自分の問題を正確に言語化するのは難しいと思っていて。

問題を一緒に言語化し、かつそのお客様だけでなく同じような課題を抱える他のお客様にも適用できる機能をつくるのが、自分としてはワクワクするんですね。もちろんお客様の要望はきちんと聞きますが、本質的な問題を一緒に洗い出し、サービスを使っているお客様がみんな享受できるような機能に落とし込む――「理想を機能化する」感覚に近いかな。

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――今後挑戦したいことは?

企業内で働く人が、働いていて楽しい状態を作る。そのために面倒なことをやらなくて済む、簡単にできる状態を作り上げたいですね。起業したり、新しいサービスを作ったりするのも素晴らしいけれど、それ以外の仕事が楽しくないかといったら、そんなことは全然なくて。

世の中のビジネスパーソンがやりたいことに集中できる環境――例えば面倒な管理業務などが少なくなって、かつ働いている中で新しい情報や知識が自然に身につく状態を作りたい。

ちょっと抽象的かもしれませんが、僕たちのプロダクトを使うことで、ビジネスパーソンが自分のやりたいことに集中できている状態を作ることがゴールです。法人向けのプロダクトなので、toCのように誰もが知っているサービスとは違うかもしれませんが、企業で働く皆様からは「Incubation Suite、うちの会社にも入っているよ!」って状態にしていきたいですね。

プロダクトを作るのが目的ではなく、あくまで使ってもらってメリットを享受してもらうことが重要です。エンジニアなので機能を作るのは大前提だし最も重要な仕事ですが、営業やカスタマーサポートの支援なども幅広く担当していきます。

それによって導入者数を増やし、顧客満足度の総量を増やして、「今の仕事、異動したわけじゃないのに前より楽しいんだよね」「やりたい仕事に集中できているんだ」っていう状態を、2年以内に作るのが目標です。だいぶ期間はタイトですが、だからこそ挑戦しがいがあると思っています!


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