Uzabase Career note
社会を明るくする意志を持った、新しいメディア組織です── NewsPicks Premium Division Editorial Team
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社会を明るくする意志を持った、新しいメディア組織です── NewsPicks Premium Division Editorial Team

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Communications Teamの杉尾です。ユーザベースグループのチーム紹介シリーズ、今回はNewsPicksのオリジナル記事を制作している Premium Division Editorial Teamです。普段の業務やチームでのコミュニケーション、これからの挑戦について聞きました!

メンバー紹介・キャリア
・泉秀一:NewsPicks編集長
ダイヤモンド社(記者)→NewsPicks(2017~)
・洪由姫:シリコンバレー支局長
テレビ東京(ディレクター・記者)→NewsPicks(2017~)
・岡ゆづは:NewsPicks記者
NewsPicks(2017新卒入社〜)

Editorial Teamってどんな仕事?

──普段の業務を教えてください。

泉 秀一(以下、泉):
私たちの業務はルーティンがなく、一概に「これ!」と説明しにくいのですが、特集記事の制作をベースにして考えるとつかみやすいです。NewsPicksのアプリやWebを開いたときに、一番上に出てくるものが特集記事で、各担当者が2ヶ月に1回ぐらいの頻度で、特集の取材からコンテンツ制作を担当しています。

特集記事を公開したら一息ついて、また次の特集のためのテーマ選びや取材を行います。2ヶ月単位のスパンで、約1ヶ月半が取材、2週間は原稿執筆などデスクワークに充てることが多いです。

日々必ずしているのは、起床後のニュースチェックです。私の場合は最初に日本経済新聞を見て、次にReutersやBloomberg、読売新聞、朝日新聞、日経ビジネス、東洋経済オンライン、ダイヤモンドオンラインといった媒体の記事を確認しています。

また、海外メディアのニュースにも目を通します。New York TimesやWall Street Journal、Finantial Timesなどもチェックして、どういうトレンドが海外で重要イシューになっているのか把握するようにしています。

──どうやって特集のテーマを選んでいるのですか?

泉:

大きくは2つあって、1つは今世の中で起きているビッグイシュー、もう1つは各記者が関心を持っていることです。

ニュースを起点にする場合、たとえば「小麦の値段が上がっている」という情報から「フードクライシス」といったテーマを考えます。各記者が関心を持つテーマは、各自が半年から1年かけて解明してみたいものや真相にたどりつきたいものに取り組みます。こちらはニュース性が低い分、より切り口が問われます。

特集記事は基本的には、ニュース起点のものが中心になりますが、その中に各記者の関心に基づいたテーマ性のあるものを組み込んでいます。

洪由姫(以下、洪):
泉さんが話した「時事性」と「自分が追いたいもの」とは別の切り口なのですが、私は働いているシリコンバレー在住の友達に聞いた話からテーマを考えることも多いです。現地の人たちから聞く、流行りやビジネスの話題を拾っていますね。

土地柄、スタートアップに投資をしているベンチャーキャピタリストが周りに多いんです。その人たちから「最近こういう面白い企業が出ているよ」といった話を聞きつけて、「取材相手を紹介してほしい」とお願いしてつないでもらうことも結構あります。

──岡さんは、特集や一般の記事に加えて毎週トピックスの記事を更新していますよね?

岡 ゆづは(以下、岡):
はい、「朝ごはん同盟」というトピックスを書いています。「コンテンツの力で、人の生きづらさや弱さに寄り添うことは出来るだろうか」という思いで、手探りしながら執筆しています。一般的な特集記事のテーマとは、明確に区別して書いていますね。

NewsPicksは、向上心が高く勉強熱心な方が多く集まるプラットフォームだと感じています。だからこそ、人が弱さや脆さを出しづらい場所なんじゃないか? という思いを持っていて。

読者の中には、「情報収集した方がいいと分かっていても、暗いニュースばかり読んでいると疲れてしまう」「常に頑張り続けるのはしんどい」と感じる人も、きっといると思います。そういう本音の部分に寄り添うことができたらという思いで、このトピックスを書いています。

──寄り添えている手応えを感じることはありますか?

岡:
まだ試行錯誤しながら進めている最中ですが、なんでもないことを書いたつもりでも読者からの反応があるのはすごくありがたいですね。私は定期的に何か出し続けることに意味がある気がしています。「このコーナーに行けば、読みたいコンテンツがある」と思ってもらえる、誰かのホームベースになるような空間をつくれたらと思っています。

どうしてNewsPicksの記者に?

──皆さんがNewsPicksに入った理由を教えてください。

泉:
私は以前、経済誌の記者をしていました。5年後~20年後までどんなキャリアを歩むのかイメージがしやすい職場で、安心感を持って働いていました。一方で、メイン読者が50代以降と当時の自分とのギャップが大きく、特集もそうしたターゲットに向けた内容が中心でした。

もちろん、そうした特集にも意義はありますが、ターゲットが読みたいものにフォーカスしすぎると、日本の大企業の苦境や老後の話題など、どうしてもネガティブなテーマが多くなってしまいます。

でも、まだ何十年も現役として過ごす自分たちの世代は、これからどう世の中を明るくするかを考えたい。その思いを反映しやすい環境がどこなのか考えたとき、前提のない新しいメディアであるNewsPicksに魅力を感じました。不安もありましたが、自分たちでルールを決めながらチームをつくっていけるし、うまくいけば短期間で世の中にインパクトを残せることができると考えました。

岡:
私は新卒でNewsPicksに入りました。記者になりたいと思ったのは、交換留学をしていたとき。卒業直前くらいまで記者のインターンをしていて、記事書いたりラジオつくったりしているのが楽しくてしょうがなかったんです。

記者になりたいと思い、帰国後に新聞社やテレビ局の人に相談をしたら、 「個人がやりたいことをやるには10年~20年かかる」とのことでした。私は記事だけでなく、動画や音声のようなフォーマットにも挑戦したかったのですが、そんなどっちつかずの姿勢はだめだと言われてしまって。

そんなときに偶然NewsPicksを見つけ、面接の過程でさまざまな記者や編集者の方とお話をして、ぜひここで働きたいと思いました。チームの皆さんから記事の書き方や取材の仕方も含めたくさん学ばせてもらいました。とても楽しかったです。

先輩たちは皆アイデアに溢れ、常に新しいことに挑戦する方ばかりなので、そばにいるだけで勉強になることが多いんです。だからマニュアル通りに学ぶというよりは、メンバーの背中から記者としてのイロハを教わってきましたね。

洪:
私は長くテレビ局で記者やディレクターをした後、アメリカに留学してデジタルメディアについて学びました。「影響力のあるデジタルメディアはどのように生き残るか」を研究していて、帰国直前に当時のNewsPicks編集長に声をかけてもらいました。

正直に言うと、始めは入社を迷っていたんです。でも、NewsPicksの読者にテクノロジーやビジネスに関心のある人が多いことを知って「だったらシリコンバレーに記者を置けばいいんじゃないですか」と私が提案したところ、「それいいですね」と即決でシリコンバレー支局を開くことが決まり、私はそこで働くために入社することになりました。スタートアップならではの決断の早さに驚くと同時に、魅力を感じましたね。

チームでのコミュニケーション

──普段チームのメンバーとはどのようなコミュニケーションをとっていますか?

泉:
2022年6月現在、チームには約50名のクリエイターがいますが、私たちはいつも同じメンバーと仕事をすることを良しとしていません。というのも、違うメンバーとコラボレーションをした方が面白い企画が生まれる可能性が高まるからです。 だから、個々の記者や編集者が興味のあるテーマを追いながら、別の視点をもったメンバーと組んで仕事しています。

洪:
チームの雰囲気を一言で表すのは難しいですけど、「後ろ向きな人はいない」というのは共通していると思いますね。何かやろうって言ったときに、それを成立させるために「こんな面白いこと聞いたよ」「こんなの知っているよ」「こういうところにアクセスしてみれば?」みたいなアドバイスが、何かしら出てくるんです。みんなで助け合う雰囲気がすごくありますね。だからいつも「絶対に1人で考えない方がいいな」って思っています。

岡:
それから、「年下だから」とか「経験がないから」といった理由で発言権が奪われることは全くありません。誰かが「こういうのが面白いと思っているんです」と提案すると、相手がどんな立場であっても誰もが必ず真剣に答えてくれます。「そういうのをやるな」と禁止されたことはなくて、やりたいと思ったことを応援してくれる組織だなと感じます。

泉:
すごく自由に発言できますね。単純にコンテンツをつくるだけではなく、「どうやったらみんながもっとより気持ちよく、コンテンツをつくれる環境にできるだろう」ということを全員が考えています。伝統あるメディアには、良くも悪くも長い歴史の中で培われてきた仕組みがあります。そのため、現場が労働環境など会社のシステムに物申しにくい雰囲気があると聞きます。

でも、働く環境はとても大切です。それを「仕組みだから」という理由で、我慢するべきではない。どういう環境であれば長期的に成果を挙げられるか、主体的にみんなで議論できるのがNewsPicksの強みです。年齢やバックグラウンドを問わず、そうした会話ができることが、良いチームだと感じますね。

──シリコンバレー支局との連携はどうとっていますか?

洪:
シリコンバレー支局も東京の編集部も、お互いにかなりの情報を持っています。だから私たちは「東京といかにコラボレーションしていくか」というところがすごく問われていると思うんです。

現在アメリカにはニューヨーク支局に1名、シリコンバレー支局に2名が在籍しています。泉さんが話していた「同じメンバーだけで仕事をしない」につながるのですが、私たちもアメリカだけのメンバーだけでまとまらずに、東京のメンバーとコラボして、より面白いコンテンツをつくることを意識しています。「アメリカのこのネタは、こういうふうに取材した方が面白いよ」っていう視点は、日本のチームが持っている場合もあるんです。

 ──東京のメンバーとコラボして生まれた企画にはどんなものがありますか?

泉:
最近だと、2022年3月に公開したアメリカのインフレの記事ですかね。日本人は、今でこそモノがちょっとずつ値上げされる感覚をつかめてきていると思いますが、長いデフレになれたこともあって、3月時点ではアメリカのような急激なインフレをイメージしにくいんじゃないかと思っていました。

そういう「日本に住んでいると実感が湧かないけれど重要なテーマ」をどうにか届けられないかと、シリコンバレーと東京で一緒に考えて特集を出しました。

洪:
現地で生活しているからこその実感を伝えられたら、日本人にも急激なインフレが実際の生活にどんな影響を与えるのかもっと身近に感じられるだろうという企画です。

私は普段からインスタカートなどのeコマースで生活必需品を買い物していたので、レシートが残っていたんです。だから1年前と比べて同じモノの値段がどれぐらい上がっているのかをレポートしました。記事をつくるにあたって、自分の生活をめちゃめちゃ明かしちゃいましたね(笑)。

岡:
でもあれ、すごく面白かったです! 私も自分のレシートとかを見て、すごく実感が湧いたのを覚えています。

洪:
日本でこれから起きることが一足先にアメリカで起こるので、そういうことも伝えようとしました。日本の人たちにリアリティをもって伝えるために、アメリカの視点を入れるというスタンスです。アメリカだけをテーマに特集を組むというよりは、日本人とアメリカ人のいろいろな視点を合わせた記事にすることを意識しています。

NewsPicksだからこそ、歩めるキャリア

──NewsPicksに入ってよかった点は何ですか?

岡 :
他社を経験していないので比べられないのですが、私は入ったときからのびのびと仕事をさせてもらっています。「こういう企画をやってみたい」という希望がすぐ実現できることには、他社の方々から驚かれることが多いです。入社してすぐに手を挙げて、企画を立てて記事を公開する経験を積めたのは、NewsPicksならではだと感じていますね。

泉:
そうですね。手を挙げればチャレンジできる文化だし、記事以外の動画や音声のコンテンツなど、表現方法も問いません。それに、取材したいと思えば海外をテーマにした企画もできます。「3ヶ月間、タイでワーケーションしながら 取材もしてきます」って言っても「他の仕事が滞らなければ、ぜひ!」ってなるような、誰も止めない自由さがあります。

自由であることのメリットは興味のあるテーマを追求できることに加えて、「もしかしたら自分はこれに向いているのかも」という自分の可能性について、いろいろトライしながら試行錯誤できることもあります。たとえば、長年新聞社でキャリアを積んできた人が、いきなり音声のコンテンツをつくったということも実際にありました。

NewsPicksの良いところは、自分のやりたいことに挑戦するなかでより良い適性を見つけられることや、想像以上に多様なキャリアが考えられるようになることですね。

洪:
「シリコンバレー支局を開けばいいんじゃないですかね」って言ったら「いいね、それ」ってすぐに決まる会社ですからね(笑)。本当にフットワークが軽いんです。あとは、多種多様な人からいろんなビジネスの世界を学べるところも魅力ですね。

メディアの職場って普通はメディアの人たちしか周りにいないんですが、NewsPicksはユーザベースグループなので、経済情報プラットフォーム「SPEEDA」やスタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」、B2B事業向け顧客戦略プラットフォーム「FORCAS」といった、全く別のビジネスをしている人たちが近くにいます。職場環境も、エンジニアやデザイナーといった全然違う職種の人たちが隣にいるから、とても刺激が多いです。

泉 :
「メディアは厳しい」と言われている時代だからか、若い人たちほど「どのメディアで働こうかな」というより「本当にメディアでいいのか」という次元で結構悩んでいる気がします。でも、メディアの定義を広げてみれば、それまでのキャリアをいかしながら新しい挑戦もできるはずです。だからこそ、1つの決まったキャリアだけでなく、いろんな道も探れるNewsPicksの環境は強いと感じますね。

チームと私のイシュー

──チームと個人のビジョンやミッションを教えてください。

岡 :
チームのビジョンやミッションは、ちょうど今みんなでつくり込みをしているところです。上が決めたビジョンやミッションを守って兵隊のように働くというのではなく、「みんなでつくれる」というのが、いいところですよね。

個人的に模索したいと思っているのは、新しい「情報の届け方」です。というのも、今のニュースのかたちが必ずしもベストではない気がしているんです。読者の中には、「情報は収集したいし世界のことを理解したいけれども、雪崩のように舞い込むニュースに困惑している」という人もいると思います。ニュースが人を不幸にしているのではないかと思う時があります。

だから、「ニュースをどういうふうに届けたら、悲しい気持ちにさせることなく、必要な情報をちゃんと伝えられるか」を模索しています。すごく悩んでいるところではありますが、ああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら、コンテンツを出し続けていこうと思っています。

洪 :
ニュースを通して「アメリカがいい」とか、そういうことを言うつもりは全くないのですが日本の課題として、企業、そこで働く人たち、投資家など、異なる経済主体の間で保有する情報に格差があるといういわゆる「情報の非対称性」があげられます。外部環境に晒されてないことが、これからの時代はマイナスに出てしまうのではないか? と思うことがいっぱいあります。

島国だということに加えて、日本だけである程度の経済が回っている。外部環境を見なくてもいい状況なので、外の情報を取ろうという気にならないんです。それをどうにかしなければならないと思っています。時間が経てば経つほど、この状況ではまずいと感じるんです。

たとえば今の15歳ぐらいの子たちが20歳になったときに、世界はもっと変わっています。そのときに、もっと広く考えられる力を持ってもらいたいんです。多様性をもっと受け入れた考え方をしてほしい。そういう気持ちが私のゴールとしてあるので、日本ではあまり触れることのない価値観を醸成できる国際的なニュースや事象を伝えていきたいと思っています。

泉 :
岡さんが話したように、編集部全体でのビジョンやミッションはこれから決めていく段階です。

個人的にこの編集部がどうあるべきと考えているかを話しますね。今、日本を取り巻く環境は年々悪化しているように感じます。社会全体に暗い空気が広がっていて、明るい話題が少ない。それに個人が発信する時代になり、ジャーナリズムの世界は時に「マスゴミ」と揶揄されるほど嫌悪されることもあります。それでも僕たちは、意志を持ったメディア組織が一致団結して発信を続ければ、社会の空気を変えられると信じています。

どんよりとした暗い空気を、カラッと明るい希望の持てるように変えてみたい。それをあらゆるコンテンツを通して実現するのが、新しいメディアであるNewsPicksの役割なんじゃないかと思います。なんだか青臭い話になってしまいましたが、そうしたことを真剣に考えているメンバーが集っているのがNewsPicksであり、もし同じ思いを持つ方がいれば、一緒に新しいメディアをつくっていきたいです。

【執筆:杉尾美幸、編集:髙田綾佳、デザイン:杉野亮】


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経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる。 SPEEDA・FORCAS・NewsPicksなどのサービスを提供する株式会社ユーザベースの公式noteです。 ※インタビュー中の役職・組織名は当時のものです。